自分にとっての音楽は

ハイボールも進み、3杯目となったこの瞬間に勢いで書く。

自分の人生振り返ると、小学校5年生で独学でギターを始めてから以降、
今に至るまでに、音楽が途切れること無く生活の一部となり、自分の人生を
描く大事なコンテンツだ。

思春期の時には、音楽でご飯を食べる事を誓い、
自分で音楽を作らなくなった今、作り手やアーティストのサポートをするという
役回りでご飯を食べさせてもらっている。

基本的に、自分の音楽の聴き方は「グッとくるか」という基準を大事にして音楽を聴くようにしている。

例えば、今自分が感じ考えている事に寄り添ってくれる音楽や、夜仕事帰り車を運転しながら、ふと突き刺すような言葉を届けてくれる音楽。例えば、昔を振り返って当時よく聴いていた音楽に触れて老いを感じる音楽とか、、

要は自分の感情の整理をしてくれるツールが自分にとっては「音楽」だ。

だからこそ、
自分が携わったアーティストで届けたい気持ちや、想いや、信念や、こだわりなんてものは自分のエゴだとしても、自分と同じ様に同じ様な感じ方で受け取ってくれるリスナーを想像して毎回商品にして届けている。

音楽は人それぞれ、受け取り方も感じ方も十人十色で様々であればあるほど面白い、
だからこそ、プロとしてスタッフとしてユーザーの色々な感情を音楽が代弁したり、身代わりになる瞬間を期待している。

そんな音楽を届けたいし、そんな音楽が好きだから。
その届ける音楽が売れようが売れまいが、そんなの関係なくて、
誰かの大事な一曲になればそれで良いのだと、いやそれではダメなんだと、
答えの出ない仕事を今僕は職として全うしようとしている。